DESIGN
AKIRA KAMAKURA
SOYOCAFE REBRANDING
2011年、東日本大震災と津波が日本を襲い、40万人が家を失い、2万人近くの命が奪われました。何年にもわたって、最も影響を受けた地域に新しい希望と癒しをもたらすことを使命とするNPOオペレーションブレッシングジャパンは、子供たちが非放射性のきれいな空気の中で外で遊ぶことができるコミュニティセンター「Soyocafe」を南相馬市で形成することによって地元の人々を助けてきました。
市民のコミュニケーションを更に支援するために、店舗リニューアルのプロジェクトに協力させていただきました。
The Outcome
幅広い世代のお客様に楽しんでいただけるように、イベントが提供できる場所や、子供たちの創造性と想像力を高める教育スペースを通じて、「遊び」、「交流」にフォーカスし、カフェテリア、劇場、舞台、教室、プレイグラウンドの空間設計、アクセスのしやすさなど、お子様連れのご家族を対象に、いつでも誰もがつながり、話し合えるソーシャルスペースづくりを目指しました。内装デザインのコンセプトは「開放感のあるグリーンガーデン」。スペースを壁で仕切らず、カウンター通路、植物、棚をセパレーターとして使用し、カフェテリアユーザー(親)と遊び場ユーザー(子供)の関係性を保ちつつ、より広々とした空間を実現しました。また、福島県の自然を表現した、やわらかい抹茶グリーンをメインカラーに選び、ブランドコンセプトに合ったロゴもデザイン。
“ディテールにもこだわり、新しいドリンクとフードメニューをプロデュースしたり、モンテッソーリ教授法のおもちゃを採用したり、スタッフ一人ひとりの想いが詰まったスペースに生まれ変わりました。リニューアルオープン後、子供たちが楽しく遊んでくれた時は、忘れられない感動的な瞬間でした!”
Akira KamakuraChief Design Officer
Project Team